古民家を活かした楽しい空間

飛騨市 M様邸 古民家再生事例
受 賞
ジェルコリフォームデザインコンテスト【入賞】
第12回日本増改築産業協議会主催/中部北陸地区
所在地
飛騨市
築年数
130年
施工概要
連続受賞/古民家/LDK/水まわり/玄関・外まわり/趣味・こだわり

家づくりのきっかけ

先代の思い、考えを損なう事なく、 現在の住まい方に合わせた増改築
先代の思い考え、知恵、工夫などを損なう事なく、現在の住まい方に合わせた増改築をする事を最優先しました。
職場、地域で人望の厚いご主人。
休日、夜と人が集まった時にお招きするのがこの「囲炉裏の間」。
隣がキッチンですので、おもてなしも便利です。
水まわりなど老朽化が目立つようになり、下水道の切り替え時期が来た事で思い切って増改築を決意されました。
古き良き物は生かし快適に暮らしたい。

レオイからのご提案

昔の間取りの面影が 住む人の使い場を悪くしている
一般的な古民家(延べ100坪~120坪)からすると少し小振りです。

前回のリフォームで玄関など殆んど古材を新建材で覆い被せ見えなくなっていたが解体を済ませ現場調査をすると、小屋裏の隠れていた古材は100数十年かけ囲炉裏の煙で煤けて黒光りしています。
登り木など綺麗な曲線がでた材を使用されている小屋組みの強度を顧慮した曲線なのでしょう。

昔の間取りの面影が多く残っており、それらが住む人の使い場を悪くしています。
天井高182cm、床面積6畳という厄介な部屋が出現、昔は穀物保存室に使っていたと言います。
現在の間取りを一旦白紙にして、古民家特有の大きな柱、梁の位置を把握した上で設計しました。

週末になるとご主人の友達が集まり家族が使う食卓で小宴会が始まる、奥様の強いご要望の中で、これを何とかならいかと相談があり、どうにもならない天井の低い部屋をその部屋としました。
障子を開けると小川の向こうには田園、山々が見えます。